インテリアコーディネーター資格は、公益社団法人インテリア産業協会が主催している資格試験の名称です。
試験は年1回のみ
1次試験・・・10月の第2週目
2次試験・・・12月の第2週目
試験の内容は、家具やカーテン・照明などの各インテリアエレメントに関わる内容から、キッチン・浴室・洗面・トイレといった住宅設備に関するものまで幅広い内容となっています。
資格を取得することによって、インテリアや住宅設備を扱うメーカーや販売店のアドバイザー、ハウスメーカーやビルダー(工務店)、リフォーム会社などインテリアや住宅に関わる様々な企業への就職・転職の際にも
アピール材料になります。
試験はどんな内容?
家具・カーテン・設備などインテリア分野だけでなく建築的な知識も問われます。
1次試験の内容
[学科試験]:出題内容
1.インテリアコーディネーターの誕生と
その背景
2.インテリアコーディネーターの仕事
3.インテリアの歴史
4.インテリアコーディネーションの計画
5.インテリアエレメント・関連エレメント
6.インテリアの構造・構法と仕上げ
7.環境と設備
8.インテリアコーディネーションの表現
9.インテリア関連の法規・規格・制度
2次試験の内容
[論文・実技試験] :出題内容
1.論文
2~3問の課題について論述
2.プレゼンテーション試験
課題の要求に従って解答用紙に
プレゼンテーション用の図面や
仕上表などを作成する。
インテリアコーディネーターの学科試験は、建築分野も含まれるので、幅広い知識を問う出題となっています。
試験内容には「法規」や「工法」など、あまり耳なじみのない専門性の高い項目も含まれます。テキストだけでなくネット検索も活用して、できるだけ実物などの画像を見つけて、イメージをつけて理解をすほうが良いでしょう。
また、2次試験のプレゼンテーションでは「図面作成」や「インテリアパース」のスキルが問われるため、テキストの勉強だけでなく、実際に手を使って訓練をしないといけない内容となっています。
インテリアコーディネーター試験の概要
【試験日程】
1次試験:10月の第2日曜
2次試験:12月の第2日曜
【試験科目】
1次試験:インテリア商品と販売
インテリア商品と技術
2次試験:論文・プレゼンテーション
【受験資格】
年齢・性別・学歴・職業・経験は不問
【試験会場】
北海道・岩手県・宮城県・群馬県
東京都・愛知県・石川県・大阪府
広島県・香川県・福岡県・沖縄県
難易度は どのくらい?
1次試験の合格率は
20%~30%
合格率は年度により変動がありますが、1次試験では20%~30%、
2次試験で50%~60%と発表されています。
ちなみに、近年の合格率は21%~26%の間で推移しており、2019年では25.1%でした。
認知度が高い資格という事と受験資格がゆるいため、興味があるから一度受験してみようという安易な受験者も多いので、1次試験の合格率は意外と低いですが、テキストと過去問をしっかり勉強すれば、1次試験はそこまで心配する必要はありません。
逆に2次試験は、手を動かして実際に図面やパースを描く必要があるため、しっかりとした対策をして練習をしておかないと全くできなかったという事になる可能性もあります。
合格までに必要とされる勉強時間は1次・2次合わせて200~300時間と言われています。
難易度は非常に高いとはいえないものの、簡単ではありません。
資格試験に向けて、対策を立てて計画的に勉強を進めていく必要があるといえます。