インテリア業界の就職・転職
■働く場は多様
インテリアコーディネーターの最も多い就職先は住宅メーカー、リフォーム会社、建築設計事務所などをはじめとする住宅関連業界です。そのほか、家具・住宅設備・照明などのメーカー、インテリアショップなどの販売店などがあります。
デパートのインテリア商品・家具販売に従事するという道もあります。最近ではインテリアコーディネートのサービスをメインとした会社も登場しています。実績を積んだ後には、フリーとして独立して働くこともできます。
■住宅だけではない
インテリアコーディネーターの仕事は、個人住宅に限りません。レストランやカフェ、ホテル、ショールーム、オフィス、ショップなどの商業施設から、学校や病院、介護施設、地域コミュニティーなど公共施設にいたるまで、あらゆる建築物のインテリアについてコーディネートする機会があります。ただし、働く会社などによっては、仕事場が限定的になる可能性があります。
また、もともと建築・設計とインテリアは密接にかかわるため、「ここまでがインテリアコーディネーターの仕事」と割り切れない部分も多く、設計や施工に関するところまで手をのばすケースもあるようです。
■一番多いのは住宅メーカー
大手建設会社をはじめ、日本全国には数多くの住宅メーカーがあり、インテリアコーディネーターの求人が最も多いのはこの業界です。
住宅メーカーが手がけた一戸建て住宅やマンションの展示場、住宅設備のショールームをコーディネートするのが、インテリアコーディネーターの仕事です。
さらに、これは住宅メーカーに限りませんが、新しく住宅を建てる施主の方の求めに応じ、インテリアのイメージをヒアリングして、快適な住空間をプロデュースします。
最近ではリフォームを専門とする住宅会社も増えており、ここでもたくさんのインテリアコーディネーターが活躍しています。
■設備メーカーも多い
照明器具のメーカーや家具メーカー、建材メーカーなども多くのインテリアコーディネーターを必要としています。こうした住宅設備メーカーに勤める場合は、自社の商品について深く正確な知識を持ち、自社製品を使ったコーディネートを考え、ショールームをコーディネートしたり、お客さまに提案・提示します。