華やかなイメージのあるインテリア業界は、学生の就職先としても人気があります。競争率も高いので、しっかりと対策をして就活に臨む必要があります。
ここでは主に学生の方に向けて、インテリア業界に就職するためにはどうすれば良いかをみていきます。
特徴を掘り下げて理解を深めよう
業界内での大まかな位置づけを把握したら、各企業ごとにその特徴を詳しく掘り下げて調べていきます。調べる項目は次の通りです。
ここでは前回に引き続き、企業研究を行う際のポイントを解説していきます。
02企業ごとに特徴を掘り下げる
以下の項目を押さえて、企業研究を進めていきましょう。
1.代表取締役について
氏名や経歴、代表メッセージは必須項目です。
企業を代表する人物の考え方を理解することは、その企業の経営理念を理解することに繋がります。
2.企業理念
企業理念や創業以来の理念・精神が記載してある場合は必ず目を通しましょう。
3.設立年・資本金・株式公開・事業拠点
企業の歴史や事業規模を知ることは、転勤の有無も含め具体的な働き方をイメージすることが可能になります。
4.事業内容
事業内容を知ることで、企業が何をどうやって市場に提供することで利益を得ているのかを理解できます。
さらに、売上・営業利益の基盤となる商品・サービスは何か、新規に展開されている事業は何かが分れば、企業の強みを知ることが可能です。
5.業績・利益率・成長率
売上高は業界内では高い方でも、営業利益率が他社と比較して小さいことがあったり、売上高が中堅クラスの企業でも、高い利益率を出しているケースもあります。
売上高・営業利益の伸び率を調べることで、今後の成長性を見ることもできます。
実際に数字を確認し、企業の実情を理解しましょう。
6.経済動向による影響度
過去の経済動向による影響度がわかれば、企業の体力や売上・利益の仕組みについて理解が深まります。
例えば「A社はリーマンショック後に売上高が下がり、回復するまでに3年要したが、B社は新規の事業を成功させて2年で回復した」とか「C社は、円高時ほど利益が上がっている」とか「D社は円安時に売上が伸びているな。」という具合です。
7.競合他社
どの会社が競合にあたるのか、他社に勝っている強みは何かにも注目しましょう。
面接では、同業他社と比べてどういった強みがあるかを聞かれる場合もあるので、必ず押さえておきましょう。
8.社風
年齢・男女別の人員構成、意思決定の仕組み、社員教育や育成環境がどうなっているか、職場の雰囲気などを知り、自分にマッチしているかを見極めることは、入社後の働きやすさを知る上で非常に重要です。
9.キャリア形成の環境
昇給・昇進の仕組み(年功序列/成果主義/評価制度など)、役職への女性登用率を知ることも、今後どのようなポジションで仕事をするか考える材料になります。
10.職種
社内にどのような署や職種があるかも調べておきましょう。
希望する職種に求められるスキルと自分の強みや経験に共通点があれば、面接でアピールすることも可能です。
11.勤務条件
給与、勤務地、勤務時間、休日、各種手当、福利厚生、社会保険などの勤務条件は、実際に働く中で毎日の生活に直接影響を与えるポイントです。
企業の特徴を理解したら、自分が求めるポイントと妥協できるポイントを決めて志望企業の候補を絞っていきましょう。
自分の性格や価値観、行動パターンなど、自己分析で見つかった特徴と照らし合わせながら志望企業を探していくことがおすすめです。
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